生涯現役の人生学 第 172 回 ・歴史に見るク地域主権とク地方集権 駅前にいたタクシ 1 に飛び込み会 日県の地方銀行から七尾支を愛する私にとって、言いようの田信長が進出してくる。どっちに つくかで豪族が一一分される。守護場へ。滝のような雨の中を猛進。 店創業 130 周年記念の講ない喜びだ。 演を頼まれた。演題は「歴史に見話の骨子を得たので、今度はそは殺される。謙信派が勝利し、信こういうときは少年時代の特攻精 つらたっ 郎 神かうごめく一種の業だ。 る地方自治」だ。真摯な記念事業れに付着させる肉と皮の探索を始長派の長一族は連竜の脱出を除い 出番には間に合った。私はこの既 にこっちも身を引き締める。会場める。古代の七尾は中国や朝鮮とて絶滅。「越山併せ得たり能州の は和倉温泉なので、まず。ご当地の往来船の基地。国内でも蝦夷な景」という謙信の詩はこのときのごろ、歴史における地方自治を ・後 ソング。の仕込みから。「和倉温どとの交流が盛ん。アイヌや朝鮮もの。その謙信が死んで、信長の。地域主権 ( 豪族と地域住民 ) 。と 代わりに治者にな 0 たのが前田利。地方集権 ( 守護などの大名と地任 泉はかって眼前の浦 ( 七尾湾 ) の人の遺跡もある。つまり地域か 海中から湯か湧いていた。そこでら汎国内、さらに国際交流を目指家。七尾の小丸山城を拠点にした。方住民 ) 。という二つの言葉を用北 いて話す。土地と住民の支配をど 私の乱暴な見方によれば、信長 すグロ 1 カリズム ( グロ 1 湧浦が和倉になった」。 潮の引くのを待 0 てドッと押しムとロ 1 カルの合成語 ) の実行地晩年の人事方針では、利家は織田 0 ちが行 0 ているかという区分だ。策勉 寄せる湯治客。これに目をつけた域。これらの実績は、まさに与え日本株式会社の本社機能 ( 管理中身近な存在という意味で考えれば、長 これは豪族や地侍になる。それを報 藩の役所が温泉宿を廃止させて、られたテ 1 マの「歴史に見る地方枢機能 ) からはお呼びでなかった。 そこで利家は北陸に骨を埋める決自分の支配下に置こうと、で此 湯をおけ 1 杯いくらの専売制にし自治」の実行にほかならない 庁鷹 ( 合併・買収 ) を強行するのか大都杉 しかしその検証だけでは私自身意をし、さらにク文化立国クを志 た。怒った庶民が温泉宿復活の要 が満足しない。そのを当時のした。その立志の動機を得たのが名だ。大河ドラマの「おんな城主説 求運動をし、藩は屈した。立派な 、という仮説直虎」はまさにその例だ。 市民運動の勝利 ( 地域の特住民がどう活用し、地方の上部権七尾地域だった 東 利家は文化立国のために、まず年却 性 ) を生かしたエピソ 1 ドだ。し力がどう扱ったかまで話を広げなを立てた。あながちこじつけでは 七尾地域の地域主権を容認した。イ ないと思った。 かも自治。これで話の半分は構成ければ、私の責任は果たせない 講演当日は線状降水帯とやらのしかし加賀という地方の統一を図じ糘 戦国時代前まで能登半島は、足 できる。話の枕のつもりで調べた 利幕府任命の畠山氏が守護として大雨に襲われた。金沢までは新幹るために、地方集権を強行してい職 ことが、本筋の大半を占めうると ゆさぬく った。長連竜も前田家の重臣に組もに いう手応えを得て、うれしさにゾ治めていた。補佐は長、遊佐、温線が運んでくれたが、金沢からの う年 飛ど四 クリとした。こういう感触は歴史井など地域豪族だ。上杉謙信と織七尾線は真ん中の羽咋で運転休止。み込まれた。 わ / 、 - つら 厓几の 会ノチノイ ちょう 作家 童門冬ニ 2017.8.26 週刊東洋経済 118
e a d e r s & E d i t o r s 東洋経済 【発行人】山縣裕一郎 【編集長】西村豪太【編集部長】長谷川隆 【編集】 ( 副編集長 ) 中村陽子 / 堀川美行 / 福田淳 / 山川清弘 / 杉本りうこ / 井下健悟 ( 編集委員 ) 福田恵介 ( 部員 ) 茨木裕 / 武政秀明 / 風間直樹 / 許斐健太 / 前田佳子 / 中島順一郎 / 西澤佑介 / 二階堂遼馬 / 秦卓弥 / 富田頌子 / 中原美絵子 / 緒方欽一 / 高見和也 ( 産業担当デスク ) 山田雄一郎 / 山田雄大 / 冨岡耕 / 又吉龍吾 ( 編集協力 ) 塚田紀史 ( 編集総務 ) 斎藤亜紀 ニュース編集部部長・大崎明子 / 編集長・並木厚憲 / 鈴木良英 / 田邉佳介 / 松浦大 / 中川雅博 整理部部長・會田政美 / 鈴木智 / 宮澤由美 / 三隅多香子 / 下村恵 制作部部長・鶴見昌憲 / 大村善久 (AD) / 内藤明 (AD) 池田梢 / 杉山未記 / 熊谷直美 / 新藤真実 / 鈴木聡子 / ツ」琳由依 / 山根佐保 写真部部長・會田政美 / 尾形文繁 / 梅谷秀司 / 今井康一 / 小林葉子 【マーケティング局】営業推進部部長・和田明彦 ( 雑誌書籍 ) 板垣京治 / 船橋一宏 / 小嶋正義 / 山中由里子 / 永井透 島舞衣 / 山浦壮史 / 林原久美 / 武井尚子 ( 電子出版 ) 部長・篠原達也 / 児玉幸恵 / 荒木千衣 ( ダイレクトマーケティング ) 部長・西村雄吉 / 富田智之 / 田村直彦 / 宮久保文子 / 内藤寿美恵 ( 販売管理 ) 部長・宮田和歌子 / 鈴木イ申 / 金子ゆり 宣 { 5 部長・高橋志津子 / 笠間勝久 / 黒坂浩一 / 福山恵子 / 岩井美由紀 【ビジネスプロモーション局】業務部部長・加藤光彦 / 藤井敦美 メディア営業部部長・吉村康 / 山内光之 / 本多正典 / 田中健一 / 斎藤治子 / 林政孝 / 山口沙子 / 高田紘子 / 白川岳史 / 小林玉枝 / 佐藤幹朗 / 星野はる香 メディア帋胙部部長・萩生田啓介 / / 高井史之 / 平島隆広 / 細川めぐみ / 新井泰嗣 / 三浦崇紘 / 岡部のぞみ / 齋藤萌 / / 坂元耕二 / / 長谷川典子 / 尼崎裕美子 コミュニケーション事業部部長・寺田浩 / 大久保幹人 / 田邊真男 / 中野華衣 / 新田萌夏 / 山岡正治 / 菅原友美 / 赤尾万里 【関西支社】マーケティング部一見益男 / 小山田京子 管理部部長・粥川恵子 / 山本佳世子 特に特集で触れられていた兵 読者の手紙 士の人手不足や背広組と制服組 の対立は深刻だ。次回同じよう 国防のあるべき姿 なテーマで特集を組むときは、 丸山哲央 自治体・警察との連携や貧弱な ( 新潟県新潟市・歳・会社員 ) 救急医療体制の強化など、自衛 昨今の国際情勢を見て、あら隊のあるべき姿についても取り ためて 5 月日号の「自衛隊の上げてほしい。 カネと組織」特集を手に取った。 日本の防衛省ならびに自衛隊は 今、さまざまな問題を抱えてい る。安倍晋一一首相ら自称保守派 の政治家やその支持者たちは、 憲法 9 条改正と日米同盟堅持の 2 点が実現すればわが国の守り は盤石になると主張している だが自衛隊の有する装備品の欠 陥、組織体制の不備や人手不足、 対米追従外交といった諸問題を 解消しないかぎり、自衛隊を名 前だけ「軍」に改めても日本の 守りは強化するどころか、逆に 弱体化しかねない。 0 「読者の手紙」を お待ちしています 600 字以内。 e メールての投稿を歓迎します。 住所、氏名 ( ふりがな ) 、職業、年齢、電話番号 およひ「読者の手紙」欄用と明記してくたさい。 【宛先】 tegami@toyokeizai.co.jp 〒 103-8345 東京都中央区日本橋本石町 1 -2-1 『週刊東洋経済』編集部 論が現実的な話となる時代が来 編集部から るかもしれません。 ( 緒方 ) ▽私のテック感度、低いです。 マ今さらの話ですが、仮想通貨今号のハー ( こある、「デジタル 関連の取材を続けていると、イ基礎力の乏しい人」にすばり当 ンターネットかもたらしたイン てはまるといっていいでしよ、つ。 パクトの大きさにあらためて気 スマホは 5 年以上同じものを使 つかされます。コンピュ 1 タ同 い続けています。電話とメ 1 ル 士がネット経由でデ 1 タを直接が使えれば十分と思ってきたの やり取りするピア・ツ 1 ・ピアですが、宝の持ち腐れですね。 によって、金融にお 周りに技術に強い人が多いと、 いても中抜きといえる現象が起「聞けばい、 しや」となりがち。 こり、同時に信用創造のあり方しかし、責任ある立場の人がテ が変わりそうだと感じます。 クノロジーの最新動向をつかん 最近何かと話題の「でいるかど、つかは、組織の競争 リュ 1 ) 」もその一つでしょ 力にかかわってきます。新製品 う。これは個人の発行する株式やサ 1 ビスを自分で使ってみる のようなもので、フェイスブッ ことも、その潜在力を理解する クの友達数に応じて最初の売り ためには不可欠でしよう。記事 出し価格が決まり、その後は売 の教えに実に、まずはスマホ 買によって値段か決まります。を買い替えてみようと思います。 本特集では—00 を取り上げまプログラミングまでたどり着け したが、 いずれ証券取引所不要 たら、またご報告します。 ( 西村 ) 【ホームページ ・週刊東洋経済プラス 【お問い合わせ】 ( 受付時間 9 : 30 ~ 17 : 20 土日祝・休 ) ・東洋経済コールセンターⅧ 03-5605-7021 【予約購読】 ・お申し込み・住所変更等のご連絡は フリー T 引 0120-206-308 携帯電話からは T 03-3688-8900 ( 受付時間 9 : 30 ~ 17 : 20 土日祝・休 ) ・配送に関するお問い合わせはフリー T 0120-773-018 ・広告掲載のお申し込みは TeI 03-3246-5595 定期刊行物・年間予約購読のおすすめ 週刊東洋経済 [ 週刊 ] 1 年 ( 50 冊 ) 28 , 000 円 2 年 ( 100 冊 ) 49 , 000 円 3 年 ( 150 冊 ) 63 , 000 円 ※表記料金は送料と 8 % の消費税を含んだものです。 ※臨時増刊号は含みません。 ※中途解約は、ご購読回数により実費精算となります。 本誌掲載記事の複写・複製・転訳載・抄録要約・磁気媒体・光ディスクへの入力等 を小社の許諾なく行うことを禁じます。これらについては小社 03-3246-5481 まで 1 1 7 週刊東洋経済 201 /. 8.26 http: 〃 tkplus. jp
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